麦焼酎の本場・大分

知心剣と巡る 大分の味 第16回 日出町「ちりめんの佃煮」

“豊の国”大分県は各地の風土に根差した郷土料理を生み出している。その料理を、本場・大分生まれの麦焼酎『知心剣』と巡る旅。
第16回は日出町の「ちりめんの佃煮」を紹介する。

写真:「知心剣」と「ちりめんの佃煮」

 豊後水道に面する別府湾は、黒潮に乗って北上するシラス(カタクチイワシ)の稚魚が取れる好漁場。釜ゆでした真っ白いシラスを天日干しして豊後別府ちりめんを作る光景は日出町の代表的な風物詩となっている。
  身が詰まったプリプリの豊後別府ちりめんをぜいたくに使い、甘辛く煮た佃煮は日出町の食卓に欠かせないひと品。なじみの料理には本場・大分生まれの本格麦焼酎『知心剣(しらしんけん)』がよく似合う。
  日出町豊岡地区婦人会の顧問、安部志津子さん(69)は、「いつも鍋いっぱいに作って配ります。喜ばれるの」とほほ笑む。
  ちりめんの佃煮に必要なのは大きめの鍋。箸で交ぜるとちりめんが傷ついてしまうため、鍋を豪快に打ち返して調理する。揺するたびにしょうゆ、ショウガ、ユズの香りが広がっていく。

写真:日出町イメージ
写真:日出町イメージ

 丹精込めて作られたちりめんの佃煮は“一生懸命”を表す大分方言の名がついた麦焼酎『知心剣(しらしんけん)』と一緒に楽しみたい。その名の通り原料選びから造りまで“しらしんけん”こだわった本格派は、麦本来の香ばしく甘い味わいが、じっくり味を染み込ませた佃煮をさらにおいしくしてくれる。
  海流に乗って届いた春風が菜の花を揺らす。別府湾のおぼろ月夜を楽しもうと、気心知れた仲間たちが集まった。
  持ち寄った自慢のちりめん料理と水割りの『知心剣(しらしんけん)』。すっきりした飲み口で、ちりめんのふくよかなうまみがじんわり染みてくる。海の恵みに感謝しながら、日出の夜は更けていく。

【企画・制作】大分合同新聞社 ビジネスコミュニケーション本部

「ちりめんの佃煮」レシピ

  • 手順1
  • 手順2
  • 手順3
  • 手順4

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