“豊の国”大分県。その豊かな自然がはぐくむ海の幸、山の幸は、各地の風土に根差した、バラエティー豊かな郷土料理を生み出している。その料理を、麦焼酎の本場・大分生まれの『知心剣(しらしんけん)』と巡る旅。
第5回は豊後高田市の「ぶんご合鴨汁」を紹介する。
神仏習合の六郷満山文化が栄えた国東半島。山あいには今も、昔ながらの人々の暮らしが息づいている。厳しい冬を前に恋しくなるのが温かい汁物。豊後高田市田染の蕗地区には、シンプルながら深い味わいの「ぶんご合鴨汁」がある。合わせるのは本場・大分生まれの本格麦焼酎『知心剣(しらしんけん)』。麦本来の香ばしく甘い味わいと飲みやすさが特徴だ。
ぶんご合鴨は、豊後高田市の特産品・白ネギに合う食材として開発された。雑草などを除去する際に農薬を使わずぶんご合鴨を使う、「ぶんご合鴨米」の栽培にも欠かせない。
味の特徴はうまみとコク。その特徴を存分に味わえるのがぶんご合鴨汁。ぶんご合鴨を使って加工品を製造している農業組合法人「ふき村」の小川寛治代表(75)は、「ぶんご合鴨でなければとてもこの味は出ません」と胸を張る。
口に入れれば、しょうゆだけの味付けとは思えない深いうまみとコクが広がる。その味わいに一層の広がりを持たせるのが『知心剣』。大分の方言で“一生懸命”を表す名前が付いた麦焼酎は、原料選びから製造まで、すべてに“しらしんけん”こだわった本格派。麦本来の香ばしさとすっきりした飲み口が、味の世界を膨らませていく。
晩秋の静かな夕べ。一日の農作業を終えて家族で食卓を囲む。「今日も一日お疲れさま」。卓上に並ぶのはぶんご合鴨汁と『知心剣』。「ぶんご合鴨めし」と一緒に、地元産尽くしの夕食だ。
暖かい部屋で滋味豊かな料理に舌鼓。水割りの『知心剣』が心地よい軽やかさで疲れを癒やしてくれる。昔も今も変わらない静かな山里の夜。冷え込みが冬の到来を告げている。
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