麦焼酎の本場・大分

知心剣と巡る 大分の味 第18回 国東市「ニナみそ」

“豊の国”大分県は各地の風土に根差した郷土料理を生み出している。その料理を、本場・大分生まれの麦焼酎『知心剣』と巡る旅。
第18回は国東市の「ニナみそ」を紹介する。

写真:「知心剣」と「ニナみそ」

 周防灘に面した国東市国見町。小さな入り江と岬が交互に続くリアス式海岸では岩場も豊かな漁場だ。そこで採れるニナ貝は、地元の人なら誰もが小さいころから慣れ親しんだ食材。本場・大分生まれの本格麦焼酎『知心剣(しらしんけん)』が磯の風味を引き立てる。
  ニナ貝は小さな巻き貝。潮が引いた岩場に再び海水が満ち始めるとき、岩の下からはい上がってくるところを狙って採る。国見の郷土料理などを提供しているつわぶき会の中西千代会長(82)は「おやつ代わりに採ってきてゆでて食べるのがおいしい。ご飯のおかずにしたいときにはニナみそにするんです」と話す。ゆでた貝を一つ一つ手に取り、身をくるんと取り出していく作業は手間がかかるが、きれいに取れたときのうれしさは格別だ。

写真:宇佐市イメージ
写真:国東市イメージ

 ニナみそは、みその甘辛さとニナの苦味が混じり合う濃い味付けのご飯の友。お酒好きにはたまらないあてになる。“一生懸命”を表す大分の方言から名前が付いた麦焼酎『知心剣(しらしんけん)』は、その名の通り原料選びから造りまで“しらしんけん”こだわった本格派。麦本来の香ばしく甘い味わいがニナみその磯の香りを洗練させ、味をまろやかにする。
  今夜も雨が庭の木々をぬらす音が聞こえてきた。食卓には夕方採ってきたばかりのニナを使った料理が並ぶ。香り高く飲みやすい『知心剣(しらしんけん)』を合わせれば箸も進む。さっきから始まったカエルの大合唱が、梅雨の夜をにぎやかにしている。

【企画・制作】大分合同新聞社 ビジネスコミュニケーション本部

「ニナみそ」レシピ(4〜5人分)

  • 手順1
  • 手順2
  • 手順3
  • 手順4

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